典礼暦C年
聖金曜日(主の受難)

聖書の日本語訳は日本聖書協会の「聖書 新共同訳」著作権許諾を得て掲載しています
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                                                      ;※数字は節番号の記載です
《第1朗読》-- イザヤ書(第52章13節-第53章1節),

 13「主は言われる。」見よ、わたしの僕は栄える。はるかに高く上げられ、あがめられる。14かつて多くの人をおののかせたあなたの姿のように彼の姿は損なわれ、人とは見えずもはや人の子の面影はない。 15それほどに、彼は多くの民を驚かせる。彼を見て、王たちも口を閉ざす。たれも物語らなかったことを見、一度も聞かれなかったことを悟ったからだ。    53-1わたしたちの聞いたことを、誰が信じえようか。主は御腕の力を誰に示されたことがあろうか。2乾いた地に理もれた根から生え出た若枝のように、この人は主の前に育った。 見るべき面影はなく、輝かしい風格も、好ましい容姿もない。3彼は軽蔑され、人々に見捨てられ多くの痛みを負い、病を知っている。彼はわたしたちに顔を隠しわたしたちは彼を軽蔑し、無視していた。
  4彼が担ったのはわたしたちの病、彼が負ったのはわたしたちの痛みであったのに、わたしたちは思っていた。神の手にかかり、打たれたから彼は苦しんでいるのだ、と..。 5彼が刺し貫かれたのは、わたしたちの咎のためであり、彼の受けた懲らしめによって、わたしたちに平和が与えられ、彼の受けた傷によって、わたしたちはいやされた。
  6わたしたちは羊の群れ、道を誤り、それぞれの方角に向かって行った。そのわたしたちの罪をすべて主は彼に負わせられた。7苦役を課せられて、かがみ込み、彼は口を開かなかった。 屠り場に引かれる小羊のように毛を切る者の前に物を言わない羊のように彼は口を開かなかった。8捕らえられ、裁きを受けて、彼は命を取られた。彼の時代の誰が思い巡らしたであろうかわたしの民の背きのゆえに、彼が神の手にかかり命ある者の地から断たれたことを、9彼は不法を働かず、その口に偽りもなかったのに、その墓は神に逆らう者と共にされ冨める者と共に葬られた。
  10病に苦しむこの人を打ち砕こうと主は望まれ、彼は自らを償いの献げ物とした。彼は子孫が末永く続くのを見る。主の望まれることは彼の手によって成し遂けられる。11彼は自ずからの苦しみの実りを見、それを知って満足する。わたしの僕は、多くの人が正しい者とされるために彼らの罪を自ら負った。
 13それゆえ、わたしは多くの人を彼の取り分とし彼の戦利品としておびただしい人を受ける。彼が自らをなげうち、死んで罪人のひとりに数えられたからだ。多くの人の過ちを担い背いた者のために執り成しをしたのはこの人であった。


《第2朗読》--ヘブライ人への手紙(第4章14-16節,第5章7-9節)

  14〔皆さん〕わたしたちには、もろもろの天を通過された偉大な大祭司、神の子イエスが与えられているのですから、わたしたちの公に言い表している信仰をしっかり保とうではありませんが。 15この大祭司は、わたしたちの弱さに同情できない方ではなく、罪を犯されながったが、あらゆる点において、わたしたちと同様に試練に遭われたのです。 16だから、憐れみを受け、恵みにあずかって、時宜にがなった助けをいたたくために、大胆に恵みの座に近づこうではありませんか。
 5-7キリストは、肉において生きておられたとき、激しい叫び声をあげ、涙を流しながら、御自分を死がら救う力のある方に、祈りと願いとをささげ、その畏れ敬う態度のゆえに聞き入れられました。 8キリストは御子であるにもかかわらず、多くの苦しみによって従順を学ばれました。9そして、完全な者となられたので、御自分に従順であるすべての人々に対して、永遠の救いの源となったのです。

(2010年4月2日収録)
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